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新しいfavoritCNC: より高性能でリーズナブルな価格

STUDERは、長年の研削と機械工学の経験を取り入れ、世界的に成功したCNC複合研削盤favoritCNCをさらに発展させました。その結果、高精度とシンプルな操作性、そして非常に優れた価格性能比を備えた最新の研削テクノロジーを実現しました。

 

「数多くの新機能、最適化、自動化機能により、favoritCNCは、高品質な外径研削と内径研削の両方で、単品生産から量産までの小から中型ワークの、将来性のある経済的なソリューションです」と、STUDERのCEO、Sandro Bottazzoは言います。スイスの円筒研削盤メーカーであるSTUDERは、長年の経験に基づき、試行錯誤を重ねたエントリーレベル機をさらに進化させました。経済的な投資で、加工精度が高く、加工時間が短く、直感的な操作が可能な最新のCNC複合研削盤を手に入れることができます。

最新世代のfavoritCNCは、最新のCNC制御装置(Fanuc 0i-TFP)とソフトウェア、そしてスマートな自動化機能を備えています。新しい自動操作ドアとローダーインターフェースのおかげで、顧客は生産自体を自動化するオプションを持つことができます。サステナビリティと効率性を考慮した作業性や、より簡単で安全な操作性を実現する人間工学の面でも、さらなる最適化が図られています。例えば、簡単な砥石交換補助装置や心押台の機械内パークポジション(オプション)により、使いやすさが大幅に向上しました。新機能として、砥石台の安定性をさらに高めるX軸ガイドピッチ距離を広くしたマシンベース、省力化されたのベルトスピンドルシステム、手動旋回B軸の旋回角度のデジタル表示、特に素早い段取り替えを可能にするクイックセット機能(オプション)などがあります。

フレキシブルなオプションと高品質コンポーネント

新しいfavoritCNCを開発する際、STUDERはこの分野のお客様にとって特に重要な汎用性にも重きを置きました。外径研削用の固定式砥石台(手動で0°/15°/30°旋回可能)と、外径・内径研削用のユニバーサル砥石台(ワンクランプで外研、内研可能、手動で2.5°旋回可能なハースカップリング式)の2種類から選択できます。また、固定または旋回可能なワークテーブルや、測定装置、砥石バランシングシステム、接触検知、長手方向位置決めなどのオプションなど、多くのオプション選択が可能です。つまり、様々な研削作業や生産条件の違いにも対応することができます。

favoritCNCにより、お客様はハードウェアとソフトウェアの最適な調和と、112年以上の歴史を持つ革新的な円筒研削盤の優良メーカーとしてのSTUDERの専門知識を利用することができます。結果として、この機械には高品質なコンポーネントと最新で信頼性の高い研削テクノロジーが搭載されています。例えば、ワークヘッド、研削スピンドル、ガイドウェイや軸動作は、STUDERのプレミアムセグメントにおける高い性能基準を満たしています。また、当社独自のGranitan ® S103ミネラルキャストで作られたマシンベッドは、卓越した減衰性と熱的安定性により、favoritCNCの優れた加工面品質を保証します。

« 結果として、新しいfavoritCNCは様々な研削アプリケーションに最適なソリューションとなります。 »
Sandro Bottazzo - CEO

シンプルな操作とスマートなソフトウェア

新しいfavoritCNCでは、10.4インチのフラットスクリーンと人間工学に基づいたマニュアルコントロールユニットにより、加工点の近くで操作することができます。さらに、社内で開発され最適化されたStuderPictogrammingとStuderGRIND研削ソフトウェアは、複雑な研削工程も直感的に設定・制御できる最新のデジタルソリューションです。StuderThreadとStuderFormにより、非円形やねじ形状の研削も簡単に行えます。機械のデジタル化のおかげで、CNC研削の知識がほとんどない作業者でも、高品質な結果を素早く得ることができます。

新しい手動モードでは、ガイドによる手動研削も可能です。これにより、ユーザーはプログラミングの知識がなくても高品質な研削加工を効率的に行うことができ、従来型制御からCNC制御への切り替えが特に容易になります。「結果として、新しいfavoritCNCは様々な研削アプリケーションに最適なソリューションとなります。」とCEOのBottazzoは総括しています。

favoritCNCの概要

  • センター間距離 650 mm / 1000 mm
  • テーブル上センター高さ 175 mm
  • 最大ワーク重量 80 / 120 kg
  • 砥石径最大500mm
  • 全加工による総工程時間の短縮
  • ハードウェアとソフトウェアの完璧な融合による最高の精度
  • 直感的で使いやすい操作性
  • 研削エリアへのアクセスの良さによる人間工学的特性
  • エネルギー消費を削減するための的確な対策により環境にやさしい

ハードウェア:

  • 砥石台は外径研削と内径研削に使用可能(ワンクランプで外研、内研加工可能)
  • 2つのタイプからお選びいただけます:固定式砥石台は手動で旋回(0°/15°/30°)、またはオプションのユニバーサル砥石台は右側に外研砥石と内研装置(オプション)を備え、手動で2.5°単位で旋回します。
  • 固定テーブルまたは旋回テーブル(最大8.5°まで)
  • Granitan® S103 ミネラルキャスト製マシンベッド
  • Fanuc 0i-TFPマシンコントローラ
  • 旋回角度のデジタル表示
  • 最新の測定制御とセンサー技術
  • 自動開閉ドア
  • 人間工学に基づいたマニュアルコントロールユニット(手パ)

ソフトウェア:

  • StuderPictogrammingによるシンプルなプログラミング
  • StuderGRINDプログラミングソフトウェア(オプション)により、外部PCで研削およびドレッシングプログラムを作成できます
  • 新しいStuderForm(オプション)
  • 新しいStuderThread(オプション)
ja